こんにちは。
走るエンジニアです。https://twitter.com/he_z6
皆さんはポテトチップスを食べながらTVを見るのは好きですか?
私はポテトチップスとコーラをお供にTVで映画鑑賞が何よりの贅沢です。
そんな最高の組み合わせのポテトチップスとTVですが、リモコンが故障する場合があるのをご存じでしょうか?
今回の記事は、なぜ?ポテトチップスを食べながらTVを見るとリモコンが壊れるのか?
その理由と壊れた場合の対処法について書きました。
リモコンの動作原理
リモコンの動作原理(リモコンの中の状態)を簡単に紹介します。
リモコンの中には基板という緑色の板が入っており、この基板の上に電気が流れる道(パターン)が作られています。
ボタンを押していない状態では、この電気が流れる道が途中で切れた状態になっており、電気が流れませんが、ボタンを押すことで途中で切れた電気の道がつながります。
ボタンの底面(指で押す面の反対面)に電気が流れる材料が塗装されており、ボタンを押すことで、ボタンの底面と基板上の電気の道がつながり電気が流れます。
電気が流れると赤外線の電灯(LED)が点灯することで、赤外線がリモコンから照射されて、TVなどの機器が動作します。
リモコンがポテトチップスで壊れる訳
リモコンのボタンは触り心地や耐久性の良いゴム(シリコーンゴム)が一般的に使われています。
しかし、シリコーンゴムは油類を浸透しやすい性質があります。
ポテトチップスを食べると指先がポテトチップスの油でベトベトになります。
油でベトベトになった指で、リモコンの操作をすると、指に付いていた油がボタンに付いて、油がボタンのシリコーンゴム内部に浸透します。
そして、最後にはボタンの底面に油が広がり、電気が流れる塗装面にも広がってしまうのです。
油は電気を通し難い性質があるため、ボタンを押しても電気が流れず、リモコンが動かなくなるのです。。。。
対処方法(ボタンに油を付けない)
リモコンを操作するときは指に油をつけないことが大切です。
ポテトチップスはもちろんですが、ハンドクリームも油分が多いので、過剰にハンドクリームを塗った指もポテトチップスを触った指と同じようにリモコンを壊してしまう可能性があるので注意してください。
都度手を洗ってからリモコンに触れるのが効果的ですが、めんどくさいですよね。
そこでお勧めな方法が、リモコンをラップやビニールなどで包んで使用すればボタンに油が直接触れることが無いので安全です。
難点は見た目が悪くなることは否めません。
対処方法(油がしみ込んでリモコンが動作しなくなった場合)
油がボタンの底面に広がってしまったリモコンは面倒ですが分解しないと直りません。
リモコンを分解して中にある緑色の板(基板)とボタンのゴムシートを慎重に取り出してください。
次に綺麗な布か綿棒に消毒用のアルコールを染ませて、それでボタンの底面とボタン底面に付いた油をふき取ってください。
ふき取ったあとは、しっかり乾燥させてから、リモコンを元通りに組み立てれば完成です。
油が浸透してしまうと大変ですから、ボタンに油類が付着しないように気を付けることが何よりも大切です。
ではでは